【FX】ドル円2024年1月25日（木）の回顧録 - 初歩なればこそ、原則であり真理

2024年1月25日（木）のドル円は高値147.94安値147.08約86銭幅で実体約28銭の陽線でした。ボラ低下で小動き。終始、発表される経済指標で上下に振る展開でした。

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東京市場でドル円は伸び悩み。
147.85円まで上値を広げたものの、時間外取引でNY引けの水準から上昇して動意を再開した米10年債利回りが4.16％台とマイナス水準へ低下。反面、本邦10年債利回りは高止まりしており、ドル円の頭を抑えた。午後は時間外の米10年債利回りが4.14％台までやや低下幅を拡大する中で売りに押される展開となり、147.50円台まで上値を切り下げた。

NY市場でのドル・円は、147円92銭へ上昇後、147円09銭まで下落。
米国の10-12月期GDP速報値が予想を上回る伸びとなり、金利上昇にともないドル買いになった。しかし、まもなく週次新規失業保険申請件数の増加や12月耐久財受注速報値の横ばいへの落ち込みに反応して金利が低下に向かい、ドル売りに転じた。

米連邦準備理事会（FRB）が重視するインフレ指標である食品とエネルギーを除いた個人消費支出（PCE）コア価格指数が前期比年率2.0％上昇と市場予想通りとなり、インフレ抑制が進んでいるとの見方が広がった。米長期金利の低下とともに一転ドル売りが優勢となり、23時過ぎに一時147.09円と日通し安値を更新。

売り一巡後は買い戻しが優勢に。対ユーロ中心にドル買いが進んだ流れに沿って、3時前には147.90円付近まで持ち直した。