2024年3月20日（水）のドル円は高安約1円10銭幅で実体約42銭の陽線でした。
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日銀が緩和的な金融環境を維持するとの見方を背景に、この日も円売りが継続。FOMC結果公表を前に思惑的なドル買いも入り、22時30分過ぎには一時151.82円と年初来高値を更新した。
FOMCが公表したドット・チャートでは年内利下げ予想が3回に維持された一方、2025年・2026年の金利見通しが上方修正され、来年以降の利下げが昨年12月時点の予測よりも緩やかになるとの見通しが示された。市場では「景気を下支えするために利下げを急ぐ必要性はますます薄まっている。全体的には12月時点よりもタカ派的」との見方があり、当初は売買が交錯した。ただ、そのあとに日経新聞の「日銀の追加利上げ『10月』『7月』観測」との記事が英語で伝わると円買いが強まり、4時前に一時150.73円と日通し安値を付けた。 もっとも、当該記事はあくまでも「観測記事」との見方から、円買いでの反応は一時的だった。日銀が緩和的な環境を維持するとの期待は根強く、引けにかけては151.40円付近まで持ち直している。
昨夜のドル円は年初来高値を更新後下落。
高値更新したことで市場は次のテーマを探しているように思える。市場は先日の日銀の内容とFOMCの内容をかなり織り込んでいるので昨日までの流れが続くかどうかは疑問だ。また、市場全体の雰囲気も妙に楽観的であり、マスコミ、SNSなどでもドル買い仕方なしの意見が占めているのはざわざわする。ウォッチしている逆神トレーダーたちが先週までドル売りに賭けて散々引かされていたのに、日銀金融政策決定会合発表以後に損切りドテン、ドル買いに傾いているのもある種のサインだろう。ドル円200円なんて話が出てる時点でちょっと疑った方がベターだろう。
いまはまだ早いかもしれないが、米国経済のリセッションと今後の日米金利差を考えると行く行くは円高方向にトレンドが変わると思っている。長期的には120円台を視野にしている。
06~10時 陽線
10~14時 陽線
14~18時 陰線
18~22時 陽線
22~02時 陰線 欧州時間安値ブレイク
02~06時 陰線
20240320 +2.8pips
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