2024年4月5日(金)のドル円は高安約95銭幅で実体約30銭の陽線でした。
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米労働省が発表した3月米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比30.3万人増と予想の20.0万人増を上回り、失業率が3.8%と予想の3.9%より強い内容だったことが伝わると、米長期金利の上昇とともにドル買いが先行。22時過ぎに一時151.75円と日通し高値を付けた。
前日の高値151.77円が目先レジスタンスとして意識されると151.44円付近まで伸び悩む場面もあったが、米利下げ開始時期が後ずれするとの観測が高まる中、押し目を拾いたい向きは多く下押しは限定的だった。
なお、ローガン米ダラス連銀総裁は「利下げについて考えるのはあまりに早過ぎる」「インフレの上振れリスクに対する懸念が高まっている」と述べたほか、ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事は「まだ利下げを検討する時期ではない」「可能性は低いものの、インフレを抑制するために追加利上げが必要になる可能性はある」などと話した。
金曜日に発表された米雇用統計の結果は予想よりも強くドル買いに。アジア時間では前日NY時間での中東の地政学リスクのニュースでリスクオフを引き継いでドル円は下落していたが、押し目買い気配も強く仲値以降は反発上昇。雇用統計で上値を追う展開となったが、152円までとはいかなかった。
米国の利下げに関してはインフレ懸念によりトーンダウン。当分の利下げはないとの見方をかなり織り込んで行っているのでドル買いに傾いている。日米金利差の縮小はまだ先になると考えるのは当然だろう。
来週は引き続き日足レンジの上限152円を意識しつつ、中東の地政学リスクに着目する週となりそうだ。
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